ワイトモ洞窟

【ワイトモ洞窟】土ボタルと写真撮影?行き方や服装まで徹底解説!


ワイトモ洞窟はニュージーランド北島の中でも随一の人気観光スポットです。

ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われる、美しく光り輝く土ボタルは見るもの全てを圧倒します。

ワイトモ洞窟の基本情報

まずはワイトモケーブの場所や歴史などの基本情報を簡単に見てみましょう。

ワイトモ洞窟の場所

ワイトモケーブの場所はこちらです↓

ワイトモケーブはオークランドから南に160kmの場所に位置しています。

車で約2時間半の距離です。

名前の由来

マオリ語で「ワイ」は水、「トモ」は穴を意味します。

直訳すると「水の穴」。その名の通り、ワイトモ洞窟は長年をかけて水が岩を削ってできた洞窟です。

歴史

ワイトモ洞窟が作られたのは今から約3400万年前~2300万年前とされています。

1887年にマオリ首長とイギリス人の調査員によって発見されました。

その後、1900年頃から観光地として集客を始め、今ではニュージーランドを代表する観光地となりました。

ワイトモ洞窟といえば土ボタル


ワイトモケーブがどうしてこんなに人気の観光地になったのでしょうか?

その理由は土ボタル(グロウワーム)です。

ワイトモ洞窟は世界有数の土ボタルの生息地であり、無数の土ボタルが天井一面に光り輝く光景は圧巻です。

土ボタルとは

土ボタルとはオーストラリアとニュージランドにのみ生息する昆虫「ヒカリキノコバエ」の幼虫のことをいいます。

そうです、ホタルと言っていますが、実はハエの幼虫なんです。

ヒカリキノコバエの幼虫は洞窟の天井に住み着き、青白い光を発することで虫を引き寄せて捕食します。

この青白い光が本当に幻想的で綺麗です。

ワイトモ洞窟には3つの洞窟がある

ワイトモ洞窟には3つの洞窟があります。

いずれも個人では入れず、ツアーでのみ入場可能です。

ツアーといっても、現地で予約でき、1グループ20名くらいで一緒に洞窟内を散策する形です。

洞窟や鍾乳洞の歴史、土ボタルの生態などを説明してくれますが、言語は英語です。

3つの洞窟それぞれについて紹介します。

グローワーム洞窟


ワイトモ洞窟で一番有名で人気な洞窟。

ワイトモ洞窟といって、みなさんが思い描く洞窟がこちらです。

圧倒的に土ボタルの数が多いので、土ボタルを見たいならこの洞窟がおすすめです。

【基本情報】

  • 営業時間:8:30〜17:30(11月1日〜3月31日)/9:00〜17:00(4月1日〜10月31日)※ツアーは30分ごとに開催
  • ツアー所用時間:45分
  • 料金:大人53ドル/子ども24ドル※ファミリー割、他の洞窟とのコンボ割あり
  • 注意事項:写真撮影禁止(ボートクルーズの最後に少しだけ土ボタルの写真撮影ができるポイントがあります。)
  • 公式ホームページ(英語): https://www.waitomo.com/experiences/waitomo-glowworm-caves

ルアクリ洞窟


あなたも一度は見たことがあるかもしれないこの長い螺旋階段があるのが「ルアクリ洞窟」です。

この洞窟の大きな特徴が土ボタルの写真撮影ができること!

土ボタルの数はグローワーム洞窟より少ないものの、グローワーム洞窟よりも近くで土ボタルを見ることができます。

【基本情報】

  • 営業時間:9:00〜15:30 ※ツアーは1時間ごとに開催
  • ツアー所用時間:90分
  • 料金:大人76ドル/子ども30ドル※ファミリー割、他の洞窟とのコンボ割あり
  • 公式ホームページ(英語): https://www.waitomo.com/experiences/ruakuri-cave

アラヌイ洞窟


鍾乳洞を楽しみたいという方におすすめなのが「アラヌイ洞窟」です。

3つの洞窟のうちで唯一川が流れていない洞窟なので、土ボタルは生息していません。

その代わりに大小様々な形の鍾乳洞がたくさんあります。

写真撮影もOKです。

【基本情報】

  • 営業時間:9:30〜16:00 ※ツアーは1時間半ごとに開催
  • ツアー所用時間:60分
  • 料金:大人53ドル/子ども24ドル※ファミリー割、他の洞窟とのコンボ割あり
  • 公式ホームページ(英語): https://www.waitomo.com/experiences/aranui-cave

ワイトモ洞窟では何ができるの?

ワイトモ洞窟ではこれまで見てきた3つの洞窟を探検するだけではなく、その他にも2つのアクティビティに参加することができます。

ブラックラビリンス


ルアクリ洞窟を3時間かけて探検するコースです。

ただ歩いて探検する訳ではありません。

ウェットスーツを着用して、ゴム製の浮き輪を持って、洞窟内で滝壺に飛び込んだり、洞窟内の川をプカプカと浮かびながら探検します。

土ボタルも鑑賞できます。

【基本情報】

ブラックアビス


ブラックラビリンスの更に進化バージョン。

ルアクリ洞窟を5時間かけて徹底的に探検しつくすコースです。

ロープで洞窟を降りたり、洞窟内をジップラインで滑走したりします

【基本情報】

土ボタル鑑賞のベストシーズンは?

土ボタルは季節に関係なく生息しているため、どの時期に行っても見ることができます

ワイトモ洞窟の気温とおすすめの服装は?

ワイトモ洞窟内は年間を通して12〜14度と冷え込みます。

長袖&長ズボンで羽織りものなどを持参するのがおすすめです。

洞窟内は滑るので、靴は滑りにくいスニーカーなどで行きましょう。

ワイトモ洞窟への持ち物は?

通常の洞窟探検ツアーに参加する際には特に必要なものはありません。

「ブラックラビリンス」や「ブラックアビス」などのアクティビティに参加する際には水着とタオルを持参しましょう。

ワイトモケーブ周辺のおすすめ観光スポット4選

ワイトモケーブまで足を伸ばしたなら、ぜひ一緒に行っておきたいおすすめの観光地を4つ紹介します。

ホビット村


大人気映画「ロードオブザリング」、「ホビット」の撮影で使われた「ホビット村」がそのまま残っています。

世界各地からロードオブザリングファンが集まってくる人気観光地です。

ツアーでのみ入場可能となっており、ガイド(英語のみ)が詳細に映画の撮影秘話などを紹介しながら案内してくれます。

【基本情報】

  • 営業時間:9:00〜15:30 ※ツアーは10〜20分ごとに開催
  • ツアー所用時間:2時間
  • 料金:大人84ドル/子ども42ドル
  • 公式ホームページ(英語): https://www.hobbitontours.com/en/

テプイア間欠泉


ワイトモと並び人気観光地であるロトルアに位置する「テプイア間欠泉」。

地上約30mまで吹き上がる間欠泉は南半球最大級の規模です。

その迫力に圧倒されると共に、何かパワーをもらえる場所です。

マオリの聖地でもあり、敷地内ではマオリコンサートが行われたり、マオリの展示物を見ることもできます。

【基本情報】

  • 営業時間:夏8:00~18:00/冬8:00~17:00
  • 入場料:大人56ドル/子ども28ドル
  • 公式ホームページ(英語): https://tepuia.com/

アグロドーム


ニュージーランドといえば羊!

そんな羊の毛刈りショーが見られるのが「アグロドーム」です。

毛刈りショー以外にも羊に餌付けできるツアー、様々な動物と触れ合えるファームツアー、乗馬・バンジージャンプなどのアクティビティも充実しています。

【基本情報】

  • 営業時間:8:30~17:00
  • 入場料:大人36.5ドル/子ども17.55ドル
  • 公式ホームページ(英語): https://www.agrodome.co.nz/

ブルースプリング


上で紹介した3つよりは知名度は低いですが、本当におすすめなのが「ブルースプリング」です。

驚くほど綺麗な水が湧き出していて、そのブルーは吸い込まれそうなほど

ニュージーランド人にとってはパワースポットとして有名です。

【基本情報】

  • 営業時間:24時間
  • 入場料:無料
  • 住所:Leslie Rd, Putaruru 3483

ワイトモ洞窟への行き方

ワイトモケーブへの行き方はバス、レンタカー、ツアーの3つがあります。

それぞれについて紹介します。

バス

オークランドからワイトモ洞窟へは様々な会社がバスを出していますが、圧倒的に一番おすすめなのが「InterCity」です。

InterCityはニュージーランド最大手の長距離バス会社です。

こちらのバスはオークランドからワイトモ洞窟への往復、ワイトモ洞窟の入場料(53ドル)を含んで105ドルと非常にお得感があります。

レンタカー

オークランドでレンタカーを借りて、自分でワイトモ洞窟へ向かうという方法もあります。

オークランド空港周辺のレンタカー屋が安く、5人乗りの車を1日レンタルしても50ドル程度と非常にお得です。(別途ガソリン代が100ドル程度かかります。)

国際運転免許証を持っており、自由に動き回りたい人にはおすすめの選択肢です。

ツアーに参加する

「日本語でガイドに案内してほしい。何も考えず、車で安心安全にワイトモ洞窟に行きたい。」という人にはツアーがおすすめです。

ワイトモ洞窟ツアーは一人あたり330ドル〜と値段は張りますが、圧倒的に楽です。

ワイトモ洞窟でも日本語でガイドしてもらえるので、理解が深まり、より楽しめるといったメリットもあります。

こちらのツアーではワイトモ洞窟と周辺の人気観光スポットをセットで周れるのでおすすめです。

ワイトモ洞窟&ロトルアツアー

まとめ

ワイトモ洞窟はオークランドから車で2〜3時間の距離にあり、オークランドから日帰り観光ができる人気スポットです。

世界的にも珍しい土ボタルの星空は一生に一度の思い出になること間違いなしです。

ホビット村やロトルアなどニュージーランド北島のその他の人気観光地とも組み合わせて行くのがおすすめです。

では、良いニュージーランド旅行を!