マレーシアのシンボルである「ペトロナスツインタワー」。
あなたはペトロナスツインタワーのある噂を聞いたことがありますか?
それは
「ペトロナスツインタワーは傾いている!」
という噂。
今回はその噂を検証するべく、実際にペトロナスツインタワーに行って、iPhoneの水平器を使って傾きを計測してきました。
実際にペトロナスツインタワーは傾いていたのか?
それでは参りましょう!
ペトロナスツインタワーの建設経緯
まずは、このような噂が出た原因となっているペトロナスツインタワーの建設経緯を見てみましょう。
ペトロナスツインタワーは日本と韓国の合作です。
建設を担当した会社はそれぞれ以下の通り。
- タワー1(KLCC公園から見て左側):ハザマ(日本)
- タワー2(KLCC公園から見て右側):サムスン物産(韓国)
お互いの会社がお互いの国の威信をかけて、競い合うように急ピッチで建設が進められました。
急ピッチでの建設が続いた結果、41階を建設した段階でタワー2(韓国側)が傾いていることが発覚。
ただ、当時の韓国にはタワーの傾きを直す技術がありませんでした。
そこでサムスン物産は競争相手であるハザマに相談を持ちかけました。
ハザマはタワー1とタワー2をブリッジで結び支えることを提案。
そして無事にペトロナスツインタワーが完成しました。
2つの国の会社が競い合って建設した結果、29ヶ月という短期間で当時世界一の高さのタワーが建設されました。
ちなみに結果的にはサムスン物産側(韓国)が2時間16分早くタワーの建設を終えたそうです。
ペトロナスツインタワーの3つの噂と検証結果
そんな経緯で作られたペトロナスツインタワーですが、現在でも3つの噂がささやかれています。
- タワー2(韓国側)は現在でも傾いている
- 傾いている為、テナントがなかなか集まらない
- テナントが集まっていないため、タワー2はタワー1より全体的に暗い
この噂を検証するべく、実際にペトロナスツインタワーに行ってiPhoneの水平器で傾きを計測してきました。
1.ペトロナスツインタワーは傾いている!?
計測に用いたのはiPhoneの計測アプリの水平器。
精度はそこまで高くはないですが、ざっくり傾いているかどうかはわかるはず。
傾きを計測するためだけにペトロナスツインタワー88階にある展望台に行ってきました。
ちなみに展望台があるのは傾いていると言われているタワー2のみです。
結果がこちら↓
傾いている!!!
念のため、88階の展望台の他の位置でも計測してみました。
計測した3ヶ所中、2ヶ所で傾いているという結果が出ました。
噂はあながち間違ってはいなかった!
タワー1には登れないので、タワー1の傾きは計測できませんでしたが、少なくともタワー2は傾いている可能性があるという結果になりました。
2.タワー2のテナントが少ない!?
続いて、タワー2のテナントが少ないという噂の検証です。
実際にそれぞれのタワーのテナント表を確認したところ、たしかにタワー1に比べ、タワー2のテナントは少なかったです。
ただしこれには理由があるとのこと。
実は一般にテナント募集をしているのはタワー1だけ。
タワー2は主にペトロナスグループがオフィスとして使っているためテナントを募集していないとのことです。
テナント数に違いがあるのは納得ですね。
3.タワー2はタワー1に比べ全体的に暗い!?
続いて3つ目の噂。
実際にペトロナスツインタワーのそれぞれのタワーの明るさを比較してみました。
結果がこちら↓
あれ?タワー2の方が明るい!
思っていた結果と逆の結果が得られました。
私はこの1日しか見ていないので何とも言えませんが、少なくともタワー2の方が暗いというのはただの噂のようです。
ペトロナスツインタワーの噂の検証結果まとめ
以上、実際にペトロナスツインタワーに行って、噂を検証してきた結果を紹介しました。
検証結果をまとめます。
- タワー2は傾いている!?
→iPhoneの水平器で計測したら、たしかに傾いていた。 - タワー2のテナントが少ない!?
→たしかにタワー2のテナントは少ないが、これはただ単にテナントを募集していないから。 - タワー2はタワー1に比べ全体的に暗い!?
→むしろタワー2の方が明るかった。
みなさんも実際にペトロナスツインタワーを訪れて自分の目で検証してみては?
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