アユタヤ

ワットマハタートの見どころ、歴史、基本情報をまとめて解説!


ワットマハタート(ワットプラマハタート)を訪れるなら、その前に簡単にでも歴史を知っておくと、より遺跡を楽しめます。

アユタヤへ行く前に5分程度でワットマハタートについて学んでみましょう。

【この記事を読んでわかること】

  • アユタヤの簡単な歴史
  • ワットマハタートの歴史
  • ワットマハタートではどんな景色が見れるか(たくさん写真あり)
  • ワットマハタートの基本情報

アユタヤ王朝の簡単な歴史

今から約600年前、東南アジアで最大の巨大帝国だったアユタヤ王朝

アユタヤは水運を生かした水の都として栄え、17世紀にはペルシャやヨーロッパとも貿易を行うアジア屈指の国際都市でした。

しかし、1767年のビルマ軍侵攻により敗れて、王朝は滅亡。

寺院や宮殿、仏像は破壊され廃墟と化しましたが、現在でもその姿を見るために多くの観光客が訪れています。

1991年に世界遺産として登録されています。

ワットマハタートの基本情報

名称 ワットマハタート
ワットプラマハタート
名称(英語) Wat Mahathat
開園時間 8:00〜18:00
ライトアップ 19:00〜21:00
休業日 なし
入場料 50バーツ

ワットマハタートの簡単な歴史

ワットプラサンシーペットと並び、アユタヤで重要とされている寺院。

2代王ラームスワン(在位1369〜1370)が作ったという説と、1374年に3代王ボロムラーチャー1世(在位1370〜1388)が作ったという説があります。

かつては高さ44mの仏塔があったと言われていますが、1767年にビルマ軍に破壊されました。

現在は様々な様式の仏塔、菩提樹の木の根に包まれた仏頭、頭部を切り落とされた多数の仏像が残っています。

中心にあった仏塔は1911年に崩れましたが、1956年にその地下から数々の宝飾品が発見され、現在チャオサームプラヤー国立博物館に展示されています。

ワットマハタート見どころ

ここではワットマハタートの見どころを紹介します。

菩提樹に包まれた仏頭

非常に有名な菩提樹に包まれた仏頭。アユタヤのシンボル的存在となっています。

この仏頭は1600年代中頃に胴体から切り離され地面に落ちたといわれています。

その後、時間の経過とともに菩提樹の根に取り込まれ現在の姿になりました。

ワットマハタートの入り口を入って右手に50mほど進むとあります。

↓記念撮影をするときは自分の頭が仏頭よりも高くならないように座って写真を撮ることがマナーとなっています。

無残に頭を切られた仏像群

ビルマ軍に破壊され、頭を切り取られた仏像がたくさんあります。

周囲に落ちていた残骸を集めて修復されていますが、頭部はビルマ軍に持ち去られてしまったため多くの仏像には頭がありません。

↓こちらの仏像も一度は頭を切られましたが、幸い修復され現在の姿になっています。

中央の仏塔跡

初期アユタヤ時代(1351-1491)、ここには44mの仏塔がありました。

1633年の修復時には高さが増され、50mの高さにまでなりましたが、その後のビルマ軍の侵攻により破壊されています。

完全に崩れたのは1911年。1956年の発掘調査時にその地下から数々の仏像や宝飾品が見つかっています。

その他の景色

まとめ

ワットマハタートはアユタヤ遺跡巡りでは絶対に外せない重要な遺跡です。

代名詞ともなっている「木の根に包まれた仏頭」以外にもたくさんの見どころのある大きな遺跡なので、ゆっくりと歴史の流れを感じてみてください。